今回ははじめに予約した時には窓なしキャビンにしたが、後になってせっかくなので自由に海とか夕陽が見られて、開放感もあるバルコニー付きキャビンがいいなということになって予約変更をした。予算はだいぶ越えたが結果的には正解だった。部屋にはクローゼット、簡単な収納棚があってシャワーブースもコンパクトだが機能的な作りだった。ベッドも床から少し高さのあるものになっていて、スーツケースをベッド下に収納できるようになっていた。狭いがうまく空間を活用していた。ベッドが少し高いということと天井の低さから、ベッドの存在感がかなり大きく、この点からもバルコニー付きキャビンの開放感が気持ち的にガス抜きになった。部屋の位置は8Fの船首右舷側だった。船首側はレストランには遠いが、エンジンなどの機関室の振動はほぼ感じなかった。夏の地中海であれば特に揺れも感じないので振動が苦手なら船首側がおすすめ。高層階の船尾側が航行中にどのような雰囲気なのかの詳細は分からないが、船尾側13Fにあったビュッフェレストランではわりとエンジンの振動を感じた。
青系できれいな部屋だった、天井の低さとベッドの高さで少し圧迫感あり
バルコニーからの眺め、進路にもよったが何度かきれいな夕陽を見られた
船内には複数のラウンジとレストランがあった。レストランはメインが2つ、ビュッフェが1つ、有料レストランが1つの4つだった。Musicaの有料レストランは寿司レストラン。ラウンジは色のコーディネートやかけている音楽などの違いで差をつけていた。ドリンクの種類もラウンジによって少し異なったので、クルーズ中に色々メニューを比較してみるのは面白かった。レストランでは優良なのに、ラウンジでは無料という飲み物もあった。ラウンジは乗船後すぐに全員参加が義務付けられた避難訓練、寄港地ツアーでの集合、下船時の集合場所などで使われることもあるので何かと利用することが多かった。
ラウンジ①
ラウンジ②
ラウンジ③
5~7Fまで吹き抜けになったラウンジ、ピアノやバイオリンの生演奏が毎晩あった
船内レストランについて。夕食では利用レストラン(5Fまたは6F)、時間(1部と2部)と座席がチェックインの時に指定された。これはクルーズ中ずっと変更できない。今回は、6F、18:30開始、8人がけのテーブルが指定された。我々は二人旅行だったのでもう二組と相席だった。ドイツで予約をしたのでドイツ人夫妻とスイス人夫妻と一緒になった。基本的には生活レベルの片言ドイツ語で話をして、込み入った話は英語でという感じだった。ドイツ人夫妻とは毎晩ご一緒したが、スイス人夫妻は2回のみだった。時間の制約があるのでビュッフェレストランを好きに利用していたようだ。
ビュッフェレストラン、朝と夕暮れ時の窓側はきれい
6Fのメインレストラン、こちらはコース料理
廊下、幅も狭くて天井も低いので開放感はない
その他の船内の施設としてはカジノ、屋上のデッキとプール、6Fと7Fに外廊下があった。カジノは興味がないので、船首側レストランやラウンジに移動するときに素通りしただけ、カジノ船内でもタバコOKポイントなのでかなり煙い。(私はタバコは吸わない)屋上のデッキ、プールは日中は日光浴のヨーロピアンでかなり混雑していた。我々は基本的に寄港地観光派だったので日中のデッキはほとんど利用せず、夕涼みに利用するだけだった。航行中は風もあるので涼しくて気持ち良かった。外廊下はたばこを吸いに来ている人が多かった。朝にはウォーキングをしている人もいた。
カジノ、夜遅い時間は結構盛り上がっていた
デッキ、夕涼みには最高だが日中は人だらけで写真を取る気になれなかった
外廊下、両サイドにあるのでウォーキングをしている人もいた
クルーズの紹介でよく出ているが船内には劇場もあり、日替わりで歌や劇が催されていた。クルーズ中は2回見に行ったが、言葉がわからなくてもそれなりに楽しめるよう配慮されていた。
船内シアター
この他にもディスコ、キッズスペース、スパ(エステ)、フィットネスもあった。ディスコとスパは興味がなかったので一度も利用しなかった。フィットネスは3回利用したがカメラを持っていなかったので画像はなし。船首側にガラス張りになったところにトレッドミルがおいてあって気持ちよく汗をかけた。ただ3回とも割りと混雑していたので少し待たないと使えなかった。
船内設備は色々充実しているので7日くらいなら飽きずに過ごせると思った。自分たちは毎日寄港地観光をしていたので日中を船内でゆっくりとはできなかったのでもう2~3日過ごしたいなと思った。